ハワイ観光客の国別割合2025！日本人減少の真実と今後の対策

アロハ！「アロハ旅ナビ」運営者のmanaです。2025年もハワイは世界中から多くの観光客で賑わっていますが、「最近、日本人が少なくなった気がする」「実際、どこの国の人が多いの？」と気になっている方も多いのではないでしょうか。

実は、パンデミックを経てハワイの観光市場は大きく様変わりしました。単に日本人が減っただけでなく、訪れる人々の「質」や「過ごし方」が劇的に変化しているのです。

この記事では、ハワイ州産業経済開発観光局（DBEDT）などの最新統計データを基に、「ハワイ観光客の国別割合」を徹底解剖します。さらに、2026年から導入される新税「グリーン・フィー」の影響や「賢いハワイ滞在術」まで、ハワイ旅行を計画中のあなたに役立つ情報をわかりやすく解説します。

ハワイの観光客の国別割合と最新データ2025

まずは、2025年のハワイ観光の「今」を数字で見ていきましょう。数字を知ることで、いつ行けば空いているのか、どの島が狙い目なのかが見えてきますよ。

日本人観光客の減少と回復状況のリアル

私たちにとって一番気になるのは、やはり日本市場の動向ですよね。結論から言うと、2025年時点での日本人観光客数は、コロナ前の2019年と比較して約50〜60％の水準にとどまっています。

円安や燃油サーチャージの高騰が主な要因ですが、悲観することはありません。実は、現在ハワイを訪れている日本人の約65.8％がリピーターなんです。これは、「どうしてもハワイが好き！」という熱量の高いファンが、変わらずハワイを支えてくれている証拠です。

【2025年10月の日本人データ】

・訪問者数：約7万人（前年同月比 +16.0%）
・リピーター率：65.8%
・滞在スタイル：ホテル泊が約7割ですが、タイムシェア利用も約1割と健在です。

街中で日本語が聞こえる頻度は以前より減りましたが、その分、日本語対応可能な病院やサービスはしっかり残っていますので、安心して滞在できますよ。

米国本土からの旅行者が市場を支える理由

日本人が減った分、ハワイを埋め尽くしているのは誰なのでしょうか？答えは圧倒的に「米国本土（アメリカ国内）」からの旅行者です。特にカリフォルニア州などの「米国西部」からの旅行者は、全体の過半数を占めるほどの勢いです。

彼らの特徴は、ホテルだけでなくコンドミニアムやバケーションレンタルを利用して、「暮らすように旅をする」こと。何度も訪れているため、観光地巡りよりも、ビーチでのんびりしたり、地元のスーパーで買い物をしたりといった過ごし方を好みます。

一方、ニューヨークなどの「米国東部」からの旅行者は、長いフライトを経て来るため、ラグジュアリーなホテルに長期滞在し、高額なディナーやアクティビティを楽しむ傾向があります。

カナダやその他国際市場の意外な動向変化

意外な変化を見せているのが、これまで日本に次ぐ大きな市場だったカナダです。2025年は、経済的な理由や政治的な背景もあり、カナダからの旅行者が前年比で約10〜20％も減少しています。

ここがポイント！

カナダ人が減っている今は、彼らが好む「長期滞在向けのコンドミニアム」や「ゴルフ場」の予約が、例年よりも取りやすくなっている可能性があります。狙い目かもしれませんね。

また、韓国からの旅行者はハネムーンやカップルが多く、K-POPアイドルが訪れたスポット巡りなどでアクティブに楽しんでいます。中国市場はまだ回復が遅れていますが、オーストラリアなどオセアニアからの旅行者は順調に戻ってきています。

観光客の消費額に見る量から質への転換

2025年のハワイ観光の最大の特徴は、「量（人数）より質（消費額）」への転換です。訪問者数自体は横ばいなのですが、旅行者が現地で使うお金（消費額）は増えています。

これは単なる物価高の影響だけではありません。「せっかくハワイに来たのだから、高くても良い体験をしたい」という、プレミアムな旅を求める層が増えているのです。「安く行くハワイ」から「価値ある時間を過ごすハワイ」へ。現地の空気感も、以前より少し落ち着いた、上質なものに変わりつつあります。

オアフ島と他島で異なる客層の違いとは

島によっても客層は全く違います。

• オアフ島： 日本人の割合が最も高いですが、それでも全体から見れば少数派。ワイキキ周辺は米国本土からの観光客で賑わっています。
  
• マウイ島： 米国人の富裕層がメイン。2023年の山火事からの復興が進み、観光客も戻りつつありますが、まだ混雑は緩やかです。
  
• ハワイ島・カウアイ島： 自然を愛する欧米のリピーターが中心。静かに大自然を満喫したい方におすすめです。

2025年の月別トレンドに見る混雑状況

いつ行くのが正解なのでしょうか？データを見ると、夏休み（7月・8月）は需要が落ち着く傾向にありました。逆に、9月や10月といったオフシーズンに、混雑を避けてゆったり楽しむ大人旅が増えています。

もし日程を自由に選べるなら、米国の大型連休や日本のゴールデンウィークを外し、春休み明けの4月後半や、夏休み明けの9月〜10月を狙うのが、費用も抑えられて快適に過ごせるコツです。

ハワイ観光客の国別動向から読み解く旅行対策

2026年導入のグリーンフィーと環境税の影響

これからハワイ旅行を計画する上で、絶対に知っておいていただきたいのが2026年1月1日から施行される「グリーン・フィー（気候変動対策費）」です。

【Act 96（グリーン・フィー）の概要】

これまでの宿泊税に加え、さらに「0.75%」が上乗せされます。また、これまで対象外だったクルーズ船の乗客にも課税されるようになります。

「また値上げ？」と思うかもしれませんが、この税収はハワイの美しいサンゴ礁の保護や、山火事対策、ビーチの整備に使われます。つまり、私たちが支払うお金が、大好きなハワイの自然を守ることに直結するのです。「ハワイへの入場料」のような感覚で、ポジティブに捉えて準備しておきましょうね。

円安でも満足度を高める日本人向け滞在術

円安や物価高、そして増税。それでもハワイに行きたい！という方におすすめなのが、米国西部の旅行者のスタイルを真似することです。

• コンドミニアム活用： キッチン付きの部屋で、朝食や夕食を地元の食材で作って楽しむ。食費が浮くだけでなく、現地の暮らしを体験できて一石二鳥です。
  
• ローカルタウン散策： 物価の高いワイキキを少し離れ、カカアコやカイムキ、ダウンタウンなどのローカルエリアへ。地元の人が通う美味しいお店なら、リーズナブルに楽しめます。
  
• TheBus（ザ・バス）の活用： レンタカーも高騰しています。オアフ島ならバスを活用すれば、移動費を大幅に節約できますよ。

混雑を避けて快適に過ごすための時期選び

先ほどもお伝えしましたが、米国人観光客が多い今のハワイでは、「米国の休日」を避けることが重要です。特にサンクスギビング（11月第4木曜日）やクリスマス休暇は、ホテル代も高騰し、どこも混雑します。

逆に、日本人が少ない今の時期は、人気パンケーキ店の行列が短くなっていたり、予約困難だったレストランが取れやすかったりと、メリットもあります。ポジティブに捉えて日程を組みましょう。

マウイ島復興支援と責任ある観光のあり方

マウイ島のラハイナ周辺は復興の最中ですが、カアナパリやワイレアなどのリゾートエリアは元気に営業しています。「被災地に遊びに行っていいのかな？」と迷う優しい方もいるかもしれません。

ですが、現地の方々は「観光に来てくれることが一番の支援になる」と言っています。マナーを守り、立ち入り禁止区域には入らず、営業しているお店でお土産を買ったり食事をしたりすること。それが、美しいマウイ島を応援する「マラマ（思いやり）」の旅になります。

ハワイ観光客の国別データが示す今後の展望

データを見ると、ハワイは「安近短」の観光地から、「環境を守りながら、質の高い体験を提供するプレミアムな場所」へと進化しています。

2026年以降は、グリーン・フィーの導入でさらに「環境意識」が高まるでしょう。少し費用はかかるかもしれませんが、その分、混雑の少ない美しいビーチや、守られた自然に出会えるはずです。

変化を恐れず、新しいハワイの魅力を探しに行きましょう。安心して準備を進めてくださいね。楽しいハワイ旅行になりますように！

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