「常夏の楽園ハワイ」への旅行を計画中、天気予報の雨マークを見て「ハワイは本当にずっと雨なの?」と不安になっていませんか。せっかくの旅行で失敗や後悔をしたくないと思うのは当然のことです。
この記事では、ハワイの雨季のリアルな天候や降水量の地域差、信頼できる天気予報の見方や適切な服装の目安といった「天気の基本情報」を分かりやすく解説します。
さらに、ベストシーズンと安い時期の関係性や、1月・5月・10月といった具体的な月ごとの天候の特徴も紹介します。万が一雨が続いても困らないよう、ハワイがずっと雨でも楽しめる過ごし方まで具体的にお伝えしますので、安心して旅行の準備を進められます。

雨季はずっと雨なの?



ハワイの雨季のリアルな天候や降水量など
ベストシーズンとの差など解説していきますね。
- ハワイの雨季の特徴とエリアによる降水量の違い
- 天候と旅行費用の関係性から見るおすすめの旅行時期
- 信頼できる天気予報の確認タイミングと服装の準備
- 雨の日でもハワイ旅行を最大限に楽しむための具体的な方法
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ハワイがずっと雨は本当?天気の基本情報
ここでは、ハワイの雨に関する基本的な気候の特徴や、天気予報との付き合い方について解説します。
ハワイはなぜ雨が多いのですか?
ハワイで雨が降る主な理由は、北東から年間を通して吹く「貿易風」と、ハワイ諸島にそびえる高い山々の存在が関係しています。
太平洋の湿気を含んだ貿易風が、オアフ島のコオラウ山脈やハワイ島のキラウエア火山といった山の斜面にぶつかります。すると、湿った空気は強制的に持ち上げられて上空で冷やされ、雲が発生し、雨を降らせるのです。これは「地形性降雨」と呼ばれ、ハワイの天候を特徴づける大きな要因となっています。
このため、貿易風が直接当たる山の風上側(北東斜面)は雨が多く、緑豊かな熱帯雨林が広がっています。一方で、山の風下側(南西斜面)は乾燥した晴天が続くことが多く、ワイキキなどの主要なリゾートエリアはこちら側に位置しています。このように、同じ島の中でもエリアによって天候が大きく異なるのがハワイの面白さでもあります。
ハワイの雨季は雨続きですか?
ハワイの雨季と聞くと、日本の梅雨のように一日中じめじめと雨が降り続くイメージを持つかもしれませんが、実際は少し異なります。
ハワイの雨は「シャワー」と表現されることが多く、短時間でザッと降っては、すぐに太陽が顔を出すような通り雨がほとんどです。そのため、雨宿りをしているうちに青空が広がるというケースも珍しくありません。むしろ、雨上がりに美しい虹が見られる機会が多いため、「レインボー・ステート(虹の州)」というハワイの愛称の由来にもなっています。
もちろん、まれに低気圧や前線の影響で数日間ぐずついた天気が続くこともあります。しかし、基本的には雨季であっても日本の梅雨とは異なり、旅行を完全に妨げるほどの長雨になることは少ないと考えてよいでしょう。


雨季の降水量をエリア別に解説
前述の通り、ハワイは島やエリアによって降水量が大きく異なります。旅行計画を立てる上で、滞在するエリアの気候特性を知っておくことは非常に大切です。
特に雨季(11月~4月頃)には、その差が顕著に現れます。以下に、主要な観光地の降水量の傾向を表にまとめました。
島 | 都市・エリア | 降水量の傾向 | 特徴 |
オアフ島 | ホノルル(ワイキキ) | 少ない | 風下側に位置するため、雨季でも晴天率が高い。 |
ハワイ島 | ヒロ | 非常に多い | 風上側に位置し、世界でも有数の多雨地帯として知られる。 |
ハワイ島 | コナ | 少ない | 風下側にあり、年間を通して乾燥していて晴れの日が多い。 |
マウイ島 | カアナパリ | 少ない | 西側に位置し、高級リゾートが集まるエリアは晴天に恵まれやすい。 |
カウアイ島 | リフエ | 多い | 「庭園の島」と呼ばれるほど緑豊かで、全体的に雨が多い傾向。 |
このように、もし雨を少しでも避けたいのであれば、オアフ島のホノルルやハワイ島のコナ、マウイ島のカアナパリといった島の西側や南西側に位置するエリアを選ぶのが賢明です。
気温で見る服装の目安
ハワイは一年中温暖な気候ですが、雨季と乾季で多少の気温差があり、服装にも少し工夫が必要です。
乾季(5月~10月)
日中の平均最高気温は30℃前後まで上がります。基本的には日本の真夏の服装であるTシャツ、短パン、サンドレスなどで快適に過ごせます。日差しが非常に強いため、帽子、サングラス、日焼け止めは必須アイテムです。
ただし、ショッピングセンターやレストランなどの屋内は冷房が強く効いていることが多いので、薄手のカーディガンやパーカーなど、さっと羽織れるものがあると重宝します。
雨季(11月~4月)
日中の平均最高気温は27℃前後と、乾季に比べて少しだけ下がります。日中は半袖で問題ありませんが、朝晩や雨が降った後などは少し肌寒く感じることがあります。
そのため、乾季と同様に羽織るものに加えて、撥水性のあるウィンドブレーカーなどがあると、急なシャワーにも対応できて便利です。足元は、濡れても乾きやすいサンダルが基本ですが、トレッキングなどを計画している場合はスニーカーも必要です。
天気予報は2週間前から当たるのか
旅行が近づくと、2週間以上も前から天気予報をチェックして一喜一憂しがちですが、ハワイの天気予報に関しては少し注意が必要です。
結論から言うと、2週間前の予報はあくまで参考程度と捉えるのがよいでしょう。なぜなら、ハワイの天気は局地的なシャワーが多く、天気の移り変わりが早いため、長期的な予報の精度はあまり高くないからです。予報では雨マークが付いていても、実際には短時間の通り雨だけで、ほとんどの時間は晴れているということも頻繁にあります。
天気予報の信頼度は、旅行日が近づくにつれて高まります。1週間前から予報の傾向をつかみ、3日前から前日の予報を基に具体的なアクティビティの計画を立てるのがおすすめです。アメリカ海洋大気庁(NOAA)のウェブサイトなどは、現地の詳細な予報を知る上で役立ちます。
ハワイは一日中雨?午後の雨に注意
「ハワイの雨季は雨続きですか?」の項目でも触れたように、ハワイで一日中雨が降り続くことは稀です。ただし、一日のうちで雨が降りやすい時間帯には傾向が見られます。
特に山の周辺では、午後に雨が多くなる傾向があります。これは、日中の強い日差しによって地面や空気が暖められ、上昇気流が発生し、積乱雲が発達しやすくなるためです。この現象はスコールとも呼ばれ、ハワイの日常的な天候パターンの一つです。
したがって、この特徴を理解した上で旅行の計画を立てるのが賢明です。
例えば、ビーチやハイキングといった屋外でのアクティビティは、比較的晴天が安定している午前中に済ませ、午後はショッピングセンターや美術館、カフェでのんびり過ごすといったプランニングをすれば、天候に左右されずにハワイを満喫できます。


ハワイがずっと雨でも大丈夫!旅行時期と対策
ハワイの雨の基本を理解した上で、ここでは雨季でも楽しめる旅行の時期選びや、具体的な対策について掘り下げていきます。
ベストシーズンと安い時期の関係性
ハワイ旅行の計画において、天候と費用は密接に関係しています。一般的に、天候が安定している時期は旅行代金が高く、天候が不安定な時期は安くなる傾向にあります。


ベストシーズン(乾季)
5月から10月にかけての乾季は、晴天率が高く過ごしやすい気候のため、旅行のベストシーズンとされています。特に日本の夏休みと重なる7月や8月、ゴールデンウィークなどは需要が集中するため、航空券やホテルの価格が最も高騰します。
安い時期(雨季・ショルダーシーズン)
一方で、11月から4月にかけての雨季は、比較的旅行代金が安くなります。特に、年末年始のピークを過ぎた1月中旬から3月にかけてや、ゴールデンウィーク明けの5月、夏休みと年末年始の間にあたる10月から11月は「ショルダーシーズン」とも呼ばれ、お得にハワイへ行けるチャンスです。



どちらの時期を選ぶかは、旅行に何を求めるかによります。最高の天候を求めるなら費用は高くなりますし、費用を抑えたいなら多少の天候のリスクを受け入れる必要があります。
1月は雨でも旅行におすすめな理由
1月はハワイの雨季の真っ只中にあたりますが、旅行先としておすすめできる魅力的な理由がいくつもあります。
① 前述の通り、年末年始の繁忙期が過ぎるため、航空券やホテルの料金が大きく下がることです。お得にハワイ旅行を実現したい方にとっては絶好の機会と言えます。
② 1月から3月はホエールウォッチングのベストシーズンである点です。繁殖と子育てのためにアラスカからザトウク-ジラがハワイの暖かい海にやってくるため、クルーズ船から迫力あるクジラの姿を間近で観察できる可能性があります。
③ ワイキキ周辺の1月の降水量は、雨季とはいえ日本の梅雨ほど多くはありません。万が一雨が降っても、アラモアナセンターのような巨大ショッピングモールや、イオラニ宮殿、ビショップ博物館などの屋内施設も充実しているため、楽しみ方には困らないでしょう。
GW後の5月が安い理由と天気
ゴールデンウィーク(GW)明けの5月は、ハワイ旅行において非常におすすめの時期と考えられています。
最も大きな理由は、GWという日本の大型連休が終わることで、旅行需要が一時的に落ち着き、航空券やホテルの価格が手頃になるためです。費用を抑えつつ、快適な旅行をしたい方には最適なタイミングです。
さらに、気候の面でも5月は魅力的です。この時期は雨季から乾季へと移り変わる季節で、雨が少なくなり晴天の日が増えてきます。本格的な夏のシーズンが始まる前の、カラッとした過ごしやすい気候が続きます。観光客の混雑も比較的少なく、ビーチやレストランでゆったりとした時間を過ごせる可能性が高いのも嬉しいポイントです。
10月のハワイは雨が多い時期なの?
10月は、気候的に乾季から雨季へと移り変わる移行期にあたります。そのため、この時期の天候を一言で表すのは少し難しいです。
結論から言うと、10月は雨季の始まりにあたるため、9月までと比べると雨が降る日が増え始める傾向にあります。ただし、11月以降の本格的な雨季に比べれば降水量はまだ少なく、晴れ間も十分に期待できる時期です。
注意点として、ハワイのハリケーンシーズンは一般的に6月から11月とされており、10月もその期間に含まれます。ハリケーンがハワイを直撃することは非常に稀ですが、その影響で天候が崩れる可能性はゼロではありません。
一方で、旅行費用は夏休みのピークを過ぎて落ち着いているため、比較的リーズナブルです。天候が多少不安定になるリスクを許容できるのであれば、費用を抑えてハワイを楽しめる選択肢となるでしょう。
ハワイがずっと雨でも楽しめる過ごし方
この記事で解説してきたポイントを踏まえ、万が一ハワイで雨が続いても楽しめる過ごし方をまとめます。
- ハワイの雨は貿易風と山脈がもたらす自然現象と理解する
- 雨季でも一日中降り続くことは稀で多くは短時間のシャワー
- 雨が降った後は美しい虹が見られるチャンスと捉える
- エリアによって天候は大きく異なり風下側は晴れやすい
- 天気予報は直前のものを参考にし長期予報で一喜一憂しない
- 午前は屋外活動、午後は屋内活動という計画を立てる
- アラモアナセンターなど巨大なショッピングモールで一日過ごす
- ビショップ博物館やイオラニ宮殿でハワイの歴史と文化に触れる
- ホノルル美術館でアート鑑賞に浸る
- ワイキキ水族館でハワイの海洋生物を観察する
- ロミロミマッサージやスパで心身ともにリラックスする
- お洒落なカフェやレストランでハワイアングルメを開拓する
- ウクレレやフラのレッスンなどインドアでの文化体験に参加する
- 雨音を聞きながらホテルのラナイでのんびりと読書する
- 雨を前提とした防水性の高い服装やグッズを準備しておく
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