ハワイ旅行の準備をしていると、意外と悩むのが虫除け対策ではないでしょうか。常夏の楽園ハワイは自然がいっぱいですが、それゆえに蚊やヌカカといった虫たちも生息しています。
日本から使い慣れた虫除けスプレーを持っていくべきか、それとも現地で強力なものを調達するべきか、迷ってしまうこともありますよね。
また、飛行機へのスプレー持ち込みには厳格なルールがあるため、空港で没収されてしまわないよう事前の確認が欠かせません。この記事では、ハワイの最新の虫事情や、家族みんなが快適に過ごすための賢い対策について、私の経験を交えながらやさしく解説していきます。
旅行者さんハワイ旅行で虫除けスプレーって飛行機に乗せられるのかな? 現地のは成分が強すぎて、肌荒れしないかも心配……。



飛行機への持ち込みには『守るべきルール』があるんです。 この記事では、日本から持っていくべきものと、現地で調達したほうがいいアイテムを、私の経験も交えて詳しく解説しますね!
- 飛行機へのスプレー持ち込みと預け入れのルール
- ハワイ現地で買えるおすすめの虫除けグッズ
- 子供や敏感肌の方にも安心な成分と選び方
- ビーチやホテルで気をつけるべき虫とその対策


ハワイ旅行の虫除け事情と日本からの持ち込みルール
ハワイは湿度が低く風が心地よい場所ですが、エリアや時間帯によっては蚊やその他の虫に遭遇することがあります。「ハワイに虫はいない」という噂を信じて無防備に行くと、思わぬ痒みに悩まされることも。まずは、日本から虫除けを持っていく際の飛行機のルールと、現地での調達事情、そして気をつけるべき虫の種類について、基礎知識をしっかり押さえておきましょう。
飛行機へのスプレー持ち込み制限と預け入れの注意点
「普段使っている虫除けスプレーをそのままスーツケースに入れて大丈夫?」という疑問は、多くの旅行者が抱えるものです。結論から言うと、条件を守れば持っていくことができますが、少し注意が必要です。
基本的には、カウンターで預けるスーツケース(受託手荷物)に入れるのがおすすめです。ただし、ここでもルールがあります。
預け入れ荷物のルール(一般的な目安)
- 分類:「化粧品」や「医薬品」に分類される人体用のものであること。(「殺虫剤」と書かれた空間用などはNGの場合が多いです)
- 容量制限:1容器あたり500mlまたは500g以下。
- 総量制限:1人あたり合計2リットルまたは2kg以下(ヘアスプレーや日焼け止めなども含む)。
- 噴射防止:キャップが付いているか、誤って噴射しないよう保護されていること。
日本のドラッグストアで売られている一般的なミストタイプやエアゾールタイプの肌用虫除けなら、ほとんどがこの範囲内に収まります。ただし、必ず製品の表示を確認し、もし「火気厳禁」マークがついている場合は、航空会社のスタッフに確認を求められることもあるので、すぐに取り出せる場所にパッキングしておくと安心ですよ。
現地調達できる最強の対策グッズとおすすめの購入場所
「荷物を減らしたい」「日本のものでは効き目が不安」という方は、ハワイ現地での調達がおすすめです。ハワイのスーパーやドラッグストアには、日本よりも強力な成分を含んだ虫除けがたくさん並んでいます。
| お店の名前 | 特徴 | おすすめポイント |
|---|---|---|
| ABCストア | ワイキキの至る所にあり便利 | 到着後すぐに欲しい時に。小サイズの「OFF!」などが手に入ります。 |
| Longs Drugs (ロングス・ドラッグス) | 地元のドラッグストア | 種類が豊富で価格も良心的。会員カードで割引になることも。 |
| Target / Walmart (ターゲットなど) | 大型量販店 | 強力な「Repel 100」や大容量サイズが安く手に入ります。 |
現地でよく見かけるブランドとしては、「OFF!(オフ)」や「Repel(リペル)」が有名です。特にジャングルや山へ行く予定がある方は、成分濃度が高いものを選ぶと安心ですが、ワイキキ周辺の街歩き程度なら、日本から持参した肌に優しいタイプで十分なことも多いです。「足りなくなったら現地で買い足す」くらいのスタンスが、一番気楽かもしれませんね。



Longs Drugsはワイキキから徒歩圏内で薬全般があって、薬剤師さんに相談しながら購入出来ましたよ。24時間営業です。ちなみにお菓子などバラマキ系お土産も安かったですよ。
子供や敏感肌にも安心な成分と選び方のポイント
お子様連れのファミリーや、お肌がデリケートな方にとって、強力すぎる海外の虫除けは少し心配ですよね。ハワイで売られている虫除けには、主にDEET(ディート)とPicaridin(イカリジン)という成分が使われています。
成分選びのヒント
- DEET(ディート):昔からある強力な成分。濃度が高いほど持続時間が長いですが、独特のにおいがあり、プラスチック(サングラスや時計)を溶かす性質があるので注意が必要です。
- Picaridin(イカリジン):比較的新しい成分で、お肌への刺激が少なく、嫌なにおいもほとんどありません。プラスチックを傷めないので、最近はこちらを選ぶ方が増えています。
小さなお子様には、「DEETフリー」や「Family Care」と書かれたイカリジン配合のものや、レモンユーカリ油などの天然由来成分(Botanical)を使った製品がおすすめです。ハワイのWhole Foods Market(ホールフーズ)などでは、オーガニックな虫除けも手に入りますので、ぜひ探してみてくださいね。
また、ハワイではサンゴ礁を守るために日焼け止めの成分規制(Reef Safe)が進んでいますが、虫除けに関しても、海に入る前はなるべく化学物質を洗い流すなど、環境への配慮を心がけたいですね。
蚊だけじゃないヌカカやトコジラミの症状と対策
名前の通り「目に見えない」ほど小さく、網戸さえすり抜けてしまいます。刺された直後はチクッとする程度ですが、後から激しい痒みが遅れてやってくるのが特徴です。また、近年世界的に問題になっている「トコジラミ(Bed Bugs)」も、高級ホテルであっても持ち込みによって発生するリスクがあります。
その他の注意したい生き物
自然豊かな場所では、オオムカデやヒアリなどに遭遇することもあります。基本的には「むやみに草むらに入らない」「地面に直接座らない」ことが大切です。


ホテル到着時に行うべきベッドバグのチェック方法
楽しい旅行を台無しにしないために、ホテルに着いたらまず行ってほしいのが、トコジラミ(ベッドバグ)のチェックです。「えっ、そこまで?」と思うかもしれませんが、簡単な習慣で安心が買えます。
これを「S.L.E.E.P.メソッド」と呼んだりしますが、要点はシンプルです。
- 荷物を床やベッドに置かない:まずはスーツケースをバスルーム(タイル張りの場所)か、入口付近に置きます。
- ベッドをめくって見る:シーツの四隅やマットレスの縫い目をチェックします。黒いインクのような点(血糞)や、小さな虫がいないか確認しましょう。
- ラゲッジラックを使う:滞在中も、荷物は床に直置きせず、ラックなどの高い位置に置くのが鉄則です。
もし怪しい痕跡を見つけたら、荷物を解く前にフロントに連絡して部屋を変えてもらいましょう。少しの手間で、夜もぐっすり眠れますよ。


ハワイで虫除けが必要なシーンと快適に過ごすコツ
「じゃあ、ハワイ中どこでも完全防備しなきゃいけないの?」というと、決してそんなことはありません。ワイキキのカラカウア通りを散歩するだけなら、そこまで神経質にならなくても大丈夫。大切なのは、「いつ、どこで」対策が必要かを知っておくことです。
ビーチやサンセット鑑賞で注意したい時間帯と服装
ハワイといえば美しいビーチとサンセットですが、実はこの「夕暮れ時」かつ「風がない日」が、蚊やヌカカが最も活発になるタイミングです。
特に木陰があるビーチパークや、湿った砂地の近くでサンセットを待つ時間は要注意。対策としては、虫除けスプレーはもちろんですが、「物理的に肌を隠す」のが一番効果的です。薄手の長袖ラッシュガードやパレオを羽織るだけで、刺されるリスクはぐっと減ります。


トレッキングやハイキングで刺されないための完全装備
マノアの滝やダイヤモンドヘッドなど、緑豊かな場所へハイキングに行くなら、しっかりとした対策が必要です。特に熱帯雨林のような湿気のある場所は、蚊の絶好の隠れ家です。
トレッキングの推奨スタイル
- 服装:長袖・長ズボンが基本。黒っぽい色は蚊を寄せ付けやすいので、白や明るい色のウェアがおすすめです。
- 虫除け:ここではDEET配合などの強力なタイプが活躍します。汗で流れるので、こまめな塗り直しも忘れずに。
- 足元:くるぶしソックスではなく、足首まで隠れる靴下を。草むらからの侵入を防ぎます。
レストランやショッピングでの冷房対策と虫よけ
オープンエアのレストランでのディナーもハワイの楽しみの一つですが、足元には蚊が潜んでいることがあります。テーブルの下は死角になりやすいので、お食事前に足元にサッと虫除けをスプレーしておくと安心です。
また、ハワイの室内は冷房がかなり効いていることが多いので、薄手のカーディガンやストールを持ち歩くのが定番。これが結果的に、冷え対策だけでなく虫除けにもなるので一石二鳥です。「おしゃれをしつつ、露出は控えめに」が、ハワイの夜を快適に過ごすコツですよ。
万が一刺されたときのかゆみ止めと現地の薬事情
いくら対策をしていても、刺されてしまうことはあります。そんなときのために、「使い慣れたかゆみ止め」を日本から持参することを強くおすすめします。日本のムヒやウナコーワなどは優秀ですし、何より成分がわかっているので安心です。
腫れがひどい場合
刺された箇所が異常に腫れたり、体調が悪くなったりした場合は、無理せず現地のクリニックを受診してください。海外旅行保険のサポートデスクに連絡すると、スムーズに病院を紹介してもらえます。
ハワイの虫除け対策で楽しい旅行にするためのまとめ
「虫除け対策」と聞くと少し面倒に感じるかもしれませんが、要は「メリハリ」です。ワイキキの街中ではリラックスして、山や夕方のビーチに行く時だけ少し気をつける。そして、基本的には日本からいつものグッズを持っていく。これだけで、ハワイ旅行の快適さは大きく変わります。
あまり神経質になりすぎず、「準備はしっかり、現地では大らかに」楽しむのがハワイ流。しっかり対策をして、素晴らしいハワイの自然を思いっきり満喫してくださいね!


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