ハワイの風を感じる鮮やかなファブリック。フラダンスを習っている方やハンドメイドが好きな方にとって、現地の布屋さんはまさに宝の山ですよね。「安くたくさん買いたい!」「日本では手に入らないレアな柄を見つけたい」と、旅の計画を立てている方も多いのではないでしょうか。
でも、いざお店に行こうとすると「英語で注文できるかな?」「単位がヤードってどういうこと?」と不安になることも。今回は、そんな疑問を解決しながら、旅の思い出に残るハワイの布屋さん巡りをナビゲートします。
旅行者さんハワイで自分だけの布を探してみたいんだけど、どこに行けばいい?英語でちゃんと注文できるかも不安です。



その気持ち、よく分かります!実はハワイの布屋さんは、『安さ重視』か『質重視』かで選ぶべきお店が全然違うんですよ。お店情報も含めてナビしていきますね。
- 目的別で迷わない!あなたにぴったりの布屋さん選び
- パラカやバーククロスなどハワイの歴史を感じる素材の魅力
- 2025年の最新情報!閉店・移転ニュースをしっかりチェック
- 英語が苦手でも大丈夫!お買い物で使える実用フレーズと単位換算


目的別で選ぶハワイの布屋さんおすすめガイド
ハワイにはたくさんの布屋さんがありますが、実は「安さ重視」「品質重視」「ヴィンテージ重視」と、お店によって個性がまったく違います。限られた滞在時間で満足のいくお買い物をするために、あなたの目的にぴったりのお店をご紹介しますね。


安く大量に買うならファブリックマートへ
店内に入ると、天井近くまで積み上げられた反物(ボルト)の山に圧倒されるはず。まさに「布の倉庫」といった雰囲気で、整理整頓されているとは言えませんが、その中からお気に入りの柄を掘り出す宝探しのような楽しさがあります。
ここがポイント!
特にポリエステルとコットンを混ぜた「ポリコットン」の品揃えはハワイ随一。シワになりにくく乾きやすいので、フラの練習着には最適です。価格も1ヤードあたり3〜5ドル程度と、日本では考えられない安さで手に入りますよ。
観光客の方に行きやすいのは「カカラウア店」。アラモアナセンターやドン・キホーテから徒歩圏内なので、お買い物のついでに立ち寄れます。
ハワイアンキルトの生地選びはカイムキで
まず訪れたいのが老舗のカイムキ・ドライ・グッズ(Kaimuki Dry Goods)。ここの自慢は、なんといっても「Kona Cotton(コナコットン)」の圧倒的な品揃え。200色以上の無地コットンがずらりと並ぶ光景は圧巻で、微妙な色合いにこだわりたいキルターさんの心を掴んで離しません。
manaの現地メモ
カイムキ・ドライ・グッズは、お店の裏に無料の駐車場があるのも嬉しいポイント。レンタカー派の方も安心してゆっくり選べます。
そしてもう一軒、キルト専門店として外せないのがカリコ・キャット(The Calico Cat)。高品質なキルト用生地だけでなく、パターン(型紙)や専用の道具も充実しています。まさにキルターのための隠れ家のようなお店です。
パラカやバーククロスの歴史に触れる名店
「ただ可愛い布を買うだけじゃなくて、ハワイの歴史や文化も持ち帰りたい」。そんな旅人のあなたには、ハワイの伝統的な素材を扱うお店をご紹介します。
注目してほしいのが、チェック柄が特徴の「パラカ(Palaka)」です。もともとはプランテーション時代の作業着として使われていた厚手の綿織物で、「ハワイのデニム」とも呼ばれています。使い込むほどに柔らかく馴染むパラカは、ハワイのローカル・スピリットの象徴なんです。
また、ミッドセンチュリーな雰囲気がお好きな方には、ぽこぽことした凹凸のある質感が特徴の「バーククロス(Barkcloth)」がおすすめ。クッションカバーやバッグにすると、一気にお部屋がハワイアン・ヴィンテージな空間になります。
ウォルマートはお土産用のカットクロスが便利
手芸コーナーには、1ヤードや2ヤードにあらかじめカットされた「プレカット生地」の束(バンドル)がたくさん並んでいます。これなら英語でカットを頼む必要もなく、レジに持っていくだけなので気楽ですよね。深夜まで営業しているので、観光の最後にサクッと立ち寄れるのも魅力です。
2025年最新の閉店と移転情報をチェック
ハワイのガイドブックや古いブログを見ている方は、特に注意が必要です。ここ数年で、ハワイの布屋さん事情は大きく変わっています。せっかく行ったのにお店がなかった…という悲しい思いをしないよう、最新情報をシェアしますね。
【重要】閉店・縮小情報(2025年現在)
- ハワイ島(コナ): 「Discount Fabric Warehouse コナ店」は、残念ながら2025年8月に閉店しました。現在はヒロ店のみの営業となっています。
- マウイ島(カフルイ): かつての大型店舗は閉店し、現在はミシン販売を中心とした店舗へ縮小移転しています。以前のような豊富な布在庫は期待できません。
ネイバーアイランド(隣島)へ行かれる方は、この点だけ十分に気をつけて計画を立ててくださいね。
ハワイの布屋さんで失敗しない買い方のコツ
欲しい布が決まったら、次はいよいよ購入です。日本とは違う「単位」や「注文方法」に戸惑わないよう、事前に予習しておきましょう。これさえ知っていれば、ローカルに混じって堂々とお買い物ができますよ。
1ヤードは何センチ?必須の単位換算ガイド
ハワイ(アメリカ)では、長さの単位にメートルではなく「ヤード(Yard)」を使います。「1ヤードってどれくらい?」と迷わないよう、簡単な目安を覚えておきましょう。
| 単位 (Unit) | 日本の単位 (約) | 目安・用途 |
|---|---|---|
| 1 Yard | 約 90 cm | 基本の単位。パウスカートなら4ヤードが標準。 |
| 1/2 Yard | 約 45 cm | 「ハーフヤード」。小物作りに。 |
| 1/4 Yard | 約 23 cm | 「クォーターヤード」。ポーチなどに。 |
| Fat Quarter | 45cm × 55cm | 1/4ヤードを正方形にカットしたもの。キルト用。 |



ざっくりと「1ヤード = 90センチ」と覚えておけば、計算が楽になります。
「4ヤードでパウスカート1着分(約3.6メートル)」というのは、フラダンサーの合言葉ですね。
英語でカットを頼むときの実用フレーズ
英語が苦手でも、数字と「Please」さえ言えれば大丈夫!よく使うフレーズをまとめてみました。
- 2ヤード欲しいとき:
“Could I get 2 yards of this, please?”(これを2ヤードください) - 1.5ヤード欲しいとき:
“I’d like one and a half yards, please.”(1.5ヤードください) - 切らずに続けて欲しいとき:
“Can you cut it in one continuous piece?”(繋げてカットしてくれますか?)
店員さんも観光客には慣れているので、笑顔で「Two yards, please!」と伝えれば、親切に対応してくれますよ。安心してチャレンジしてみてください。
ネイバーアイランドの店舗縮小に要注意
先ほどもお伝えしましたが、ハワイ島(コナ)やマウイ島では、布屋さんの閉店や縮小が相次いでいます。「現地で調達すればいいや」と思っていると、材料が手に入らない可能性も。
特にコナ滞在の方は、ヒロまで足を伸ばす(車で片道2時間近くかかります!)か、小規模なキルトショップを探す必要があります。必要な材料が決まっている場合は、オアフ島で買っておくか、日本から持参するのが確実かもしれません。
ワイキキからバスで行く効率的なルート
例えば、ファブリックマート(カカラウア店)へ行くなら、ワイキキから「2番」または「13番」のバスが便利。「Kalakaua Ave + Makaloa St」というバス停で降りれば、お店はすぐそこです。
カイムキ・ドライ・グッズへも、同じく「2番」や「13番」で行けますが、少し距離があるので、バスからの車窓を楽しみながら向かいましょう。カイムキの街並みはレトロでとても可愛いので、バスを降りてからの散策も楽しいですよ。


素材で旅を思い出すハワイの布屋さん活用術
ハワイの布屋さん巡りは、単なる「材料買い出し」ではありません。お店の棚に並ぶ鮮やかなプリントや、歴史を感じるパラカの手触り、そして店員さんとのちょっとしたやり取り。そのすべてが、ハワイ旅行の大切な思い出になります。
日本に帰ってから、その布でバッグを縫ったり、クッションカバーを作ったりする時間は、まるでハワイの風が部屋に吹き込んだような幸せなひとときになるはず。ぜひ、あなただけの「とっておきの布」を見つけてきてくださいね。


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