ハワイ旅行の準備、順調に進んでいますか?
航空券やホテルの手配と並行して、絶対に忘れてはならないのがESTA(エスタ)の申請です。この記事では、ハワイのESTA申請の基本と重要性について、ESTAとは?ハワイ渡航の必須手続きなのか、そして申請は何日前までに済ませるべきか、ESTAの料金はいくらですか?といった公式費用に関する疑問から、万が一ESTAを忘れた場合のリスクまで、あらゆる角度から解説します。
さらに、失敗しないESTA申請の具体的な手順として、エスタの申請は自分でできますか?という問いにお答えし、なぜESTAは自分で申請するのがおすすめなのか、その理由を明らかにします。また、ESTA申請公式サイトと代行の違いを比較し、実際のESTA申請のやり方をステップで追いながら、間違いやすいESTA申請方法の記入例でミスを防ぐ方法もご紹介。
最後に、申請後の状況確認も忘れずに済ませるためのポイントに触れ、まとめとして、安心のためのESTA申請の要点を確認します。この記事一本で、あなたのハワイ旅行前の不安を解消します。

ハワイに行くのにESTAは必須なの?



現在ハワイへ行く場合、ビザを取得する代わりにESTAを申請し、承認を得る必要があります。
- ハワイESTA申請の全体像と流れ
- 公式と代行、それぞれの申請方法の利点と欠点
- 申請時に間違いやすいポイントと具体的な対策
- 申請後に必要な確認作業とトラブル回避策


ハワイ旅行でESTA申請の基本と重要性
ESTAとは?ハワイ渡航の必須手続き
ESTA(エスタ)とは、電子渡航認証システムの略称で、ビザ免除プログラム(VWP)を利用して米国(ハワイを含む)へ渡航する際に必要となる、事前の渡航認証です。日本のパスポートを所持している旅行者が、90日以内の観光や短期商用を目的としてハワイへ行く場合、ビザを取得する代わりにこのESTAを申請し、承認を得る必要があります。


これは、米国政府が渡航者の情報を事前に入手し、保安上のリスクがないかを確認するための制度です。したがって、航空会社のチェックインカウンターで搭乗手続きを行う際に、ESTAが承認されていることが必須条件となります。承認されていない場合、ハワイ行きの飛行機に乗ること自体が許可されません。
- 米国国土安全保障省 税関国境警備局(CBP)公式ウェブサイト(ESTA申請)
【重要】ハワイを含むアメリカ合衆国への渡航には、ESTAの事前申請が義務付けられています。申請は出来れば、こちらの公式サイトから行ってください。
非常に多くの偽サイトが存在し、高額な手数料を請求されたり、個人情報が悪用されたりするケースが報告されています。公式サイトは政府機関(CBP)が運営しており、手数料も公式料金以外は発生しませんので、安心してご利用ください。
申請は何日前までに済ませるべき?
米国政府は、ハワイへの出発時刻の72時間(3日前)前までにESTAの申請を完了させることを強く推奨しています。なぜなら、申請内容に不備があった場合や、システムが混み合っている場合、承認までに時間がかかる可能性があるからです。
しかし、これはあくまでも最低限の期限です。実際には、万が一申請が拒否された場合にビザ申請へ切り替える時間を考慮し、旅行の計画が立った時点、遅くとも出発の1ヶ月前までには申請を済ませておくのが賢明な判断と考えられます。早めに申請することで、予期せぬトラブルを避け、安心して旅行の準備を進められます。


ESTAの料金はいくらですか?公式費用
料金の内訳は以下の通りです。
項目 | 料金 | 備考 |
---|---|---|
処理料金 | 4ドル | 申請を処理するための手数料 |
承認料金 | 17ドル | 申請が承認された場合にのみ請求される料金 |
合計 | 21ドル | 申請が拒否された場合は、処理料金の4ドルのみ請求 |
注意点として、民間の申請代行業者を利用すると、この公式料金に加えて数千円単位の代行手数料が上乗せされます。費用を抑えたい場合は、公式サイトからの直接申請が最も経済的です。
万が一 ESTAを忘れた場合のリスク
もしESTAの申請を忘れたり、承認が得られていない状態で空港へ向かってしまった場合、最も大きなリスクは「ハワイ行きの飛行機に搭乗できない」ことです。前述の通り、航空会社はチェックインの際にESTAの承認状況をシステムで確認する義務があります。ここで承認が確認できなければ、搭乗券は発券されません。
空港のカウンターで慌てて申請しても、承認が即座に下りるとは限りません。申請から72時間以上かかるケースも想定されるため、その場で申請しても間に合わない可能性が高いです。そうなると、予約していたフライトをキャンセルまたは変更せざるを得なくなり、多額の追加費用が発生したり、最悪の場合、旅行自体を諦めなければならない事態に陥ります。


失敗しない!ハワイESTA申請の具体的な手順
エスタの申請は自分でできますか?
はい、ESTAの申請は、英語に不安がある方でも自分で十分に行うことが可能です。ESTAの公式サイトは日本語に対応しており、サイト内の言語選択メニューで「日本語」を選べば、全ての質問や説明が日本語で表示されます。
入力自体はローマ字で行う必要がありますが、各項目で何をどのように入力すればよいか、詳細なガイドが表示されるため、指示に従って進めれば問題なく完了できます。必要なものは、有効なパスポート、クレジットカード(またはPayPalアカウント)、そして連絡先情報だけです。特別な知識やスキルは不要であり、プロセスは個人が完結できるよう設計されています。
ESTAは自分で申請するのがおすすめ
ESTAの申請は、代行業者に依頼することもできますが、特別な理由がない限り、自分で公式サイトから申請するのが最もおすすめです。
自分で申請する最大のメリットは、費用の安さと情報の正確性です。代行業者に支払う手数料(数千円~1万円近くになることも)を節約できるだけでなく、自身のパスポート情報を他人に渡すことなく、自分の責任で正確に入力できるため、セキュリティ面でも安心感が得られます。
一方で、デメリットとしては、全ての入力内容に自分で責任を持つ必要がある点が挙げられます。しかし、公式サイトの指示は非常に丁寧なため、落ち着いて確認しながら進めれば、ミスをする可能性は低いと考えられます。


ESTA申請 公式サイトと代行の違い
公式サイトでの自己申請と、代行業者への依頼には、それぞれメリットとデメリットが存在します。どちらの方法を選ぶか判断するために、以下の比較表を参考にしてください。
比較項目 | 公式サイト(自己申請) | 申請代行業者 |
---|---|---|
申請料金 | 21ドルのみ | 21ドル + 代行手数料(5,000円~) |
安全性 | 高い(個人情報を第三者に渡さない) | 低い(業者に個人情報を預けるリスク) |
正確性 | 自己責任で正確に入力可能 | 転記ミスの可能性がゼロではない |
手間 | 自分で入力する必要がある | 入力の手間は省けるが、申込書記入は必要 |
サポート | 公式サイトのFAQのみ | 業者独自の電話やメールサポートがある場合も |
これらの点を踏まえると、費用を抑え、安全かつ正確に申請を完了させたいのであれば、公式サイトからの自己申請が最適な選択肢と言えます。
在日米国大使館サイトの役割と安全性


画像出典:在日米国大使館
ESTAに関する情報を収集する際、もう一つ知っておくと非常に役立つのが「在日米国大使館・領事館」の公式サイトです。このサイトは、URLの末尾が「.gov」で終わっており、米国政府の公的機関であることを示しているため、極めて安全性が高く、信頼できる情報源です。
こちらサイトは、ESTAの申請を直接受け付けることではなく、渡航者に対して正確な情報を提供し、保護することにあります。具体的には、ESTAの制度に関する最新情報や、高額な手数料を請求する詐欺的な代行サイトへの注意喚起などが掲載されています。
したがって、申請手続きを始める前に、まずは在日米国大使館・領事館のサイトで最新の情報を確認し、そこからリンクされている公式申請サイトへ進む、という手順を踏むことで、トラブルを未然に防ぐことができます。



ESTA申請の手順の動画もありますので参考にしてみて下さいね。
ESTA申請のやり方をステップで解説


画像出典:米国国土安全保障省 税関国境警備局(CBP)



公式サイトでのESTA申請は、以下のステップで進めます。一つ一つの手順を落ち着いて行いましょう。
ESTA申請方法の記入例でミスを防ぐ
申請時によくある入力ミスを防ぐため、以下のポイントに注意してください。
- 氏名(Name):
パスポートに記載されている通りに、「姓(SURNAME/FAMILY NAME)」と「名(GIVEN NAME)」をそれぞれの欄に正確に入力します。順番を間違えないようにしましょう。 - パスポート番号(Passport Number):
数字の「0(ゼロ)」とアルファベットの「O(オー)」など、見間違いやすい文字に注意して、一文字ずつ確認しながら入力します。 - 住所(Home Address):
日本の住所を英語表記で入力します。正しい順序がわからない場合は、「JuDress」のような住所変換サイトを利用すると便利です。
例として、#101, 1-2-3, Chiyoda, Chiyoda-ku, Tokyo, 100-0001, Japan
のように、建物名・部屋番号、番地、市区町村、都道府県、郵便番号の順で入力します。
※変換サイトを使用しても、必ず最後はご自身で間違えがないか確認してくださいね。
これらの点を特に意識するだけで、ケアレスミスを大幅に減らすことができます。


申請後の状況確認も忘れずに
申請と支払いを終えた後、必ず申請状況を確認しましょう。公式サイトのトップページから「既存の申請を確認する」を選び、保管しておいた申請番号、パスポート番号、生年月日を入力することで、現在のステータスを確認できます。
ステータスには以下の3種類があります。
- 認証は承認されました:無事に渡航認証が承認された状態です。この画面を印刷するか、PDFで保存しておくと、空港で万が一の際に提示できて安心です。
. - 渡航は承認されませんでした:残念ながら渡航認証が拒否された状態です。この場合、米国大使館・領事館でビザを申請する必要があります。
. - 認証は保留中です:審査がまだ完了していない状態です。通常は72時間以内に結果が出ますので、時間を置いてから再度確認してください。
出発前には必ず「承認済み」になっていることを確認する習慣が、トラブルを未然に防ぐ鍵となります。
ESTAの有効期間は?
ESTAの有効期間は、原則として承認された日から2年間です。
ただし、重要な注意点があります。
- パスポートの有効期限が優先されます もしお持ちのパスポートの有効期限が2年以内に切れる場合、ESTAもそのパスポートの有効期限日をもって無効になります。
- パスポートを更新した場合 有効期間内にパスポートを更新(切替発給)したり、氏名などが変わったりした場合は、ESTAも無効となるため、新しいパスポートで再度申請が必要です。



要するに、ESTAの有効期限は「承認から2年間」または「パスポートの有効期限」の、どちらか早い方と覚えておくと間違いありません。
- ESTAはハワイ渡航に必須の電子渡航認証
- ビザ免除プログラム利用者は全員が対象
- 申請は出発の72時間前が最低期限
- 推奨は旅行計画が立った時点、遅くとも1ヶ月前
- 公式サイトからの申請料金は21ドル
- 申請を忘れると飛行機に搭乗できない
- 申請は日本語対応の公式サイトで自分でできる
- 費用と安全性の面から自己申請が最もおすすめ
- 代行業者は高額な手数料がかかる
- 申請時にはパスポートとクレジットカードを用意
- 公式サイトのURLが正しいか必ず確認
- 氏名やパスポート番号の入力ミスに注意
- 住所は英語表記の正しい順序で入力
- 申請後は申請番号を必ず保管する
- 出発前に必ず「認証は承認されました」の状態か確認する
最後に、ハワイesta申請を成功させるための重要なポイントをまとめます。このチェックリストを参考に、万全の準備でハワイ旅行に臨んでください。


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